最近、ニュースなどで、クマに襲われたという報道を耳にします。
「日本くま森協会」という所が出版している「クマと もりと ひと」という小冊子に、なぜクマは人里に下りて来て人を襲うのかということが書かれています。
つくばでの「Sing a Song」の公演が終わってまもないころ、つくばのマーク役H君のお母様の職場に置いてあったと、くださったものです。
そこには大型動物から絶滅していくということが書かれています。
そして、森に棲む動物と里に棲む動物(人間も含めて)の棲み分けが出来ればクマは里に下りてなど来ないとも書かれています。生きていく環境があればその棲み分けもうまくいくのだそうです。
そして、そのような環境をつくることこそ、地球上の生き物たちにとって大切なのですよね。
日本熊森協会で検索するとHPがありますので、みなさんも是非ご覧ください。
過日、ニホンカワウソが絶滅したと報道されていました。
別にニホンカワウソがいなくなっても、クマがいなくなっても、私たちの生活にはなんの変化もないように見受けられます。
でも、そうではないのですよね。
劇団クリエで、2年前に「奇蹟の星」という作品を上演しました。
グリコラ星という星に地球の子どもたちが行くのですが、この星にはジャニスという人間のような高等動物以外の生き物は「不要」という理由で抹殺されてしまっているのです。
何と傲慢で利己的な考えでしょう。
結局彼らは、星の哀しみの涙に溺れて溶けてなくなってしまいます。
小冊子の最後に
「森を残し、
全生物と共存しなければ、
人間も生き残れない。
(現代生態学が出した結論)」
と記されています。
10月6日、7日、あなたも「Sing a Song」の森にご一緒しませんか。