半年の稽古が終わり、役者たちは、それぞれ、体調管理や、衣裳の細かい直し、そして、ダメ無しノートの見直しなどなどをしながら劇場入りするのを待っていることと思います。
稽古期間中、本当に忙しくて、ブログの更新もままならず、楽しみにしてくださっている方には申し訳ありませんでした。
公演に先立って、役者たちを紹介したいと思います。
≪マーク、ロブ、ムー≫
ドーン開発株式会社の社員、マーク、ロブ、そしてマスコットロボのムー。
マークは、今年、大学院を卒業して社会人1年生。慣れない仕事だけでなく、研修、試験、学会と多忙な毎日です。それでも、クリエ初参加のロブと、中学生のムーに声をかけて、可能な限り3人稽古をしていました。
絶妙なこのトリオを中心に話が進んでいきます。
≪ドーン開発株式会社≫
ここの若手やり手社長。イケメンの青年実業家。
かどうかはわかりませんが、演出の大滝が演じます。
社長秘書は、しっかり者のマリー。
もしかすると、マリーあっての会社かも知れません。
中学1年生で「虹色の国のものがたり」の主役トクトクを演じたAYKさんです。
今年は大学生になって、嬉しいクリエ復活です。
提携するコンサルタント会社の女社長ダリア。
こちらも、久々のクリエ再登場、EMさんです。
「あの空に向かって」の兵士、「虹色の国のものがたり」のプリンセス、「風のコンチェルト」の魔界厄介もういいかいのリーダーなど、心に残っている方も多いと思います。
Sing a Songの癒しの舞台に異空間を作り出している3人。
こちらも、絶妙な関係の3人です。
≪ララとその家族≫
なかなか家族になれなくて・・・・・
遠く筑波山の向こうから稽古に通ってくれた父、
小学校教諭の母、
他の劇団でも活躍しているばば、
大学生で阿見町から通っている長女ララ、
実は受験生の弟ナン、
小学生なので、夜の稽古には参加できない末っ子ルリ。
9月に入るまで、家族全員揃えることが少なくて、なかなか「家族」になれませんでした。
にもかかわらず、最後の通しでは、温かな家族になっていました。
優しい父と母、そしてばばの愛の中で、心豊かに育った子供たちがそこにいました。
≪森の精≫
ばば以外の者とはからまない、難しい役。
会話は無く、それぞれが独白のようにセリフを言います。
けれど、ちゃんと前のセリフを受けて喋らなくてはならないので、とても難しいのです。
つくばでは大学生が演じた枠を、ひたちなかは、中学生が演じます。
役を決めた時は、成立するだろうかと、心配でした。
ただ一人大人でこの役に入っているなっちゃんの存在がとても大きかったと思います。
年齢差の突っ込みを自分で自分に入れたりしながら、和やかに自分の立場を作っていくなっちゃんの手腕には脱帽です。難しい年頃の少女たちの心を丁寧に拾い上げながら、難しい台詞や内容も、共に考え、気づきあい、深めていけるように持っていってくれました。
中学生たちも、本当によく頑張りました。