産む苦しみ 産む喜び

やっと、台本の直しが大体おわりました。

先週末、稽古終わりに、演出家と作曲家と、書き直した台本を見ながら、色々議論しました。それでやっと直す方向が見えてきて。

「3人集まりゃ文殊の知恵だねえ。」と、胸のつかえが取れた感じでしたが、いざ書くとなると、またまた、見えなくなってきて。

もんもんとした昨日と今日でした。

気分転換に、今回のお話の舞台でもある、「国際港湾公園都市構想」の場所を一巡りして来ました。

何と真っ暗で淋しいことか。

向こうにショップングモールが明るく見えましたが、それさえも淋しく見えてしまいました。

その後、何かがふっとやって来て、一気に一本通りました!!

やっぱり、私は書いているのではなく、何かに書かされている!!

これを見て、作曲家は、ああしようか?こうしようか?どうくくろうか?

演出家も、こうしたら見えるか、ああしたらわかりやすいか?どう見せたらいいか?

振付師も、何回も音を聴いて、イメージを膨らませて、形をイメージして・・・・

などと、孤独に悩むのでしょうか?

彼らにも何かがやってくるのでしょうか?

創る ― それは、苦しくもあり、楽しくもあり。自分であって、自分では無い様でもあり。

ミュージカルの舞台は、脚本、音楽、演出、振付、衣裳、ヘア・メーク、美術、音響、照明・・・・・実に沢山の「創る」作業が無ければ成り立ちません。

何と、非効率的なものであることか。

創る ― それは、苦しみも含めて、やっぱり楽しいのですね。

皆さまも、公演の日を楽しみにしていてくださいね。