3年前の今日、東日本大震災が起き、その後、原発の事故が起きましたね。
電気が消え、真っ暗だったあの夜、星がなんと美しかったことでしょう。
私が住むひたちなか市は、水道の復旧に時間がかかりました。そこで実感したことは、電気は無くても生きていけるけれど、水が飲めなければ生きていけないということでした。
あのあと、テレビ朝日のニュースステーションという番組で「原子力に思う」と題して、各界の方々にお話を伺う特集が組まれました。
毎晩、お一人ずつ、お話を伺うのですが、最初の方は、養老猛さんでした。
養老さんは「価値観が変わると世の中が変わる」と、おっしゃっていました。
それを受けるかのように、倉本聰さんは「小国でもいいと思う。尊敬される国であれば。哲学を持ったね。」と話されていました。
大地震や原発事故は、哀しみを伴う大変な出来事だけれど、それを機に、日本は大きく変われるチャンスでもあると私は思いました。
新しい価値観の元、東北は世界のモデルになるのだろうか、そうしたら、犠牲になられた方々も喜んでくださるだろうか。
そんなことを強く願いました。
あの戦争の後、日本が大きく変わり、平和な主権在民の時代に生まれて本当に良かったと思いながら私は育ちましたので。
震災直後は、それぞれが色んな事を感じ、考えたに違いありません。
「絆」という言葉もあちらこちらで耳にしました。
国にとっても、一人一人の人にとっても、この地球という星にとっても、本当に大切なことって何なのでしょう。
3.11は、あの日をきっかけに私たちが感じた大切なものへの思いを忘れない日にしたいと、3年目のこの日に思いました。