昨日、第5回つくば公演の幕が下ろされました。
沢山のお客様がご来場くださいました。ありがとうございました。
私たちにとりましては2回目の、つくばでは初めての、カーテンコール中のなりやまない拍手をいただきました。
アンケートも沢山の方が書いてくださいました。嬉しいお言葉沢山ありがとうございました。
今回は、初めての試みがいくつかありました。
舞台上の佐藤学さんのあの大きな日本画。演出家の頭の中で思い描いていた効果が出るのでしょうかと、心配でした。
照明が入ると、絵が立体的に浮かび上がったり、白い空間に色が出たり、場面場面の心象が美しく表現されていました。
佐藤さんご自身も、ご自分の作品が、照明が入ることでこんなに表情が変わることに驚いていらっしゃいました。
お客様にも、大変好評でした。
舞台上で、ピアノを弾いてもらうのは、私の提案でしたが、ピアノという大きな楽器が、今回の作品の舞台上で違和感がないか。ピアノの音と録音された音が上手くかみ合うのか。ピッチは大丈夫かなど、色々心配しました。
結果は、とても良かったと思います。
お客様からも音楽が良かったとのお言葉を沢山いただきました。
作曲家の金藏さんには、この日、ゲネ、本番通して6時間、ずっと舞台上にいてピアノを弾いていただきました。大変お疲れ様でした。
小袖(着物)の衣裳も今回初めてでした。
前が肌蹴てしまったり、着崩れてしまったり、なかなか大変でした。小袖を着ていた時代、このような激しいダンスなど無かったでしょうから。
子供の裄上げ(肩上げ・肩で袖の長さを調節する)も、なかなか上手く出来ず、お母様方には悪戦苦闘させてしまい、申し訳なかったと思っています。
あの小袖は、子供の役者のお母様方の力作です。何日もミシンを動かしてくださったお母様方、ありがとうございました。
こちらも好評でした。
原作があるお話の舞台化も初めてでした。
今まで書いて来た作品は、空想の世界でのお話が殆どです。
南吉が書いたものになるべく添うように、しかも舞台作品としてのメリハリも欲しいと、色々と試行錯誤しながらの執筆でした。
演出家からのアドヴァイスや提案もありがたかったです。
「初めて」の一つ一つが、いい結果を出していけたと思っています。
沢山の、本当に沢山の方々に支えられ、応援して戴きながら、無事「ごんぎつね幻想」つくば公演の幕を下ろせましたことに、深く感謝申し上げます。
来週からは、ひたちなかカンパニー始動です!!