一人一人の頑張りと みんなで作っていくことと

ひたちなかカンパニーは、「ごんオーディション」が終わり、役が決まり、本読みが始まりました。

オーディションでは、本当にみんな頑張ってくれて、3年以上のキャリアのあるメンバーなら、誰がやってもそれぞれにいいごんが演じられると思いました。

様々な要素や条件を考慮に入れて、ごんは、高校1年生のEMちゃんに決まりました。

今回は、ごん、兵十、鰯売り以外は、村の人々です。

25人のメンバーの殆どがアンサンブルになるわけです。

日曜日、稽古が終る頃、稽古場に顔を出しました。

M1の間奏の振りを丁寧にさらっている所でした。

音楽の「どこ」を感じて踊って欲しいのか、美穂の稽古は、優しく、細かく、丁寧です。

それを聞いて、一心に踊るメンバー。

気持ちの良い稽古場の一コマです。

稽古が終ると、初参加の小3のMKちゃんが、かわいいお手紙をくれました。

かわいい、一生懸命なお手紙に、思わず涙。

ふと右側を見ると、来週からしばらくお休みをしなければならない初参加のメンバーが、

「遅れて参加、長期のお休み」に不安を感じているようでした。

その気持ちを、演出、振付、ベテランの役者たちが、「大丈夫!!」と励ましてくれています。

つくばもひたちなかも、役者は役者で、ベテランを中心に、公演を成功させるために自分たちは何が必要で、何をやったらいいかを考え、実行していきます。

ここも、クリエのメンバーのいい所です。

誰かを置いていってしまうのではなく、みんなで気持ちよく舞台に立てる、そして、いい作品にしていくための行動を自らとってくれているのです。

稽古後の掃除、何気ない会話、いろんな所にクリエのすごさがあるのですね。

下の写真は、先週、塩塚さんの個人レッスンの後のメンバーの様子です。

自分が得たこと、感じたこと、これからの目標などを、それぞれがノートに書き留めていきます。

稽古が終ると、これは一冊の財産ですね。

クリエの舞台は、こうして、一人一人の頑張りと みんなで作っていくことと、この両者が一つになって作られていきます。

クリエイティブスタッフがどんなにいい作品、舞台を作ろうと思っても、役者たちのこの日々の積み重ねがなければ、それは実現しないのです。

 

今回も、きっときっといい作品と感動を皆さまにお届けできると思います。

チケットは9月初めに発売の予定です。

11月9日、皆さま予定を空けておいてくださいね。