昨日の日曜日は、もっとも盛りだくさんの日でした。
午前中は、デザイナーの小松さんにいらして戴いて、衣裳のチェック。
多い人は、一人5役くらいやると思います。
2時半くらいまで、小松さんは、お茶も飲まずに、チェックやお直しの方法を教えてくださるなど、休まずにやってくださいました。衣裳係のママたちも、休みなく、です。
午後の稽古は、最強の道具チームが入ってくれて、照明の田中さんの稽古見があって、衣裳付き、ピアノ付きの通し稽古があって。
更に、夜は、パパミーティング、ママミーティング、全体ミーティング。
ふう~
クリエのメンバーは、仕事をしながら、学校に行きながら、舞台に立ち続けています。
社会人は、職場での忙しさや、様々なことを抱えながら、週末は稽古に参加しています。
子供たちも、「最低でも宿題はちゃんとやる」という約束で稽古に参加しています。
それぞれのプライベートで、何か落ち込むことがあっても、稽古場に来たら、公演に向けて一生懸命な仲間たちと一緒です。落ち込んでなんていられません。
それが、いい切り替えになっているという話も聞きます。
辛かったり、悲しかったり、頭にきたり、色んなことが人生にはあります。
だからこそ、稽古場に来たら、日常を少し離れて、う~んと輝く自分になれるのかも知れません。
♪やがて書き綴る 沢山のものがたり
生きることの 切なさや辛さ そして喜び
その一つ一つが ものがたりを彩る
あこがれや 想いや願い そして祈り
その一つ一つが ものがたりを深めていく
これは、オープニングに歌われる歌の歌詞の一部です。
舞台以外の日常があるからこそ、舞台の上で、この言葉の一つ一つをかみしめ、輝くひとときがあるのでしょう。
そして、舞台に立つ「今」があるからこそ、日常での色んな現実を受け入れ、前を向いて歩いていくことが出来るのでしょう。
仕事や学校生活があるからこそ、クリエの役者たちは、プロには無い、あの空気感や輝きを舞台の上で出してくれるのだと、通し稽古の笑顔を見て、しみじみと思いました。
必ず、いい舞台になると確信しています。
皆さま、どうぞお楽しみに!!