今日は、寒い一日でしたが、心配された雨も昼間は降らず、つくばクレオでのクリスマスシアターが無事終了しました。
出し物は、ワークショップで作った「ぼくときどきぶた」です。
紙芝居から魔王が出て来て、みんなぶたにされてしまうという、楽しい絵本のお話です。
訪問公演、ワークショップの発表、そして今回2回公演し、全部で4回公演する機会に恵まれました。
6月からずっとやってきたので、本公演の作品よりも長い期間稽古してきたことになります。
この間に、それぞれがぐっと伸びて、今日は、楽しい公演になりました。
お客様の入りも上々で、立ち見も出ての公演でした。
写真は、ゲネプロの様子です。
そして―
そのクレオ公演の数日前、新作「銀河鉄道の夜」のM1(オープニングの曲)のフルサイズが、作曲家の金ちゃんから送られて来て、早速その週末に稽古をしました。
金ちゃんは、歌ものを作る時は、何度も何度も詩を読んで、「言葉」を感じ、メロディーを紡いでいくそうです。
それにしても、あの、美しいメロディは、どこからやってくるのでしょうね?
その美しいメロディに乗って、一つ一つの言葉がお客様に届けられる感じや、メロディとベースの間の音が丁寧に重ねられていく作りに、彼の誠実な人柄が感じられます。
そして、音量的なパワーではなく、心の中から湧いてくるパワーがあるのですね。これを評して、クリエのメンバーは情熱の作曲家と呼ぶのでしょう。
今回のM1の冒頭は、賢治さんも好んで弾いたチェロで始まります。
賢治さん自ら作詞作曲した「星めぐりの歌」の一節も入っています。
稽古場で、フルサイズで聴いて、涙があふれているメンバー、涙をこらえているメンバー、ため息をつくメンバー・・・・・
うわ~っと銀河への思いが押し寄せて来て・・・・・
凄すぎです!!
1コーラスだけですが、19日、20日の土日で稽古して、今日23日のクリスマスシアターで、お披露目しました。
何と、金ちゃん自らピアノパートを弾いてくれるというサプライズ付きでした。
「ぼくときどきぶた」が終わり、「銀河よ」の音がなり出すと、スーッと、世界観が変わって、静かですが熱い空気が舞台上から流れて来ました。
今年のつくばカンパニーの活動は、これで終了です。
来年は、銀河鉄道の夜に向けて突っ走ります。