このお正月は、再び賢治さんを訪ねて岩手県を訪れました。
兎に角、防寒に気合を入れて、暗いうちにひたちなかを出発。
昼前には花巻着。
まずは、あの注文の多い料理店「山猫軒」で、腹ごしらえ。
宮沢賢治記念館では、今回も賢治さんの科学、宗教、宇宙、芸術、農業、そして文学の広く深い世界に圧倒されてきました。
イーハトーブ館では、「KAGAYA展」が開かれていて、「銀河鉄道の夜」のCGアートが展示されていました。
映像も上映されていて、ゆったりと観てきました。
ここは、”<宮沢賢治>をより深く知りたい人のための施設”と銘打っているだけあって、図書館には、賢治さんに関係する書物や、上演台本など、ワクワクするようなものが沢山あります。売店でも、他では手に入らないような書物を購入出来ます。前回は、専門書的なものを多く購入しましたが、今回は、絵本を購入しました。それから、「農民芸術概論」も手に入れました。
さて、この後は、北上川にも行って来ました。
夕方になり、さすが、ここは寒い!!
暮れゆく川面を眺め、川の音を聴き、ほほに風を受け、東北を感じたひとときでした。
食事をしてから、再び北上川のほとり。
何と、星が!!
ちょっとでも星が見られたことで、空の高さ、星のきらめき、天の川が北上川に映りイギリス海岸がプリオシン海岸になることや、川の向こう側の南十字を想像してみました。
次の日は、盛岡、雪の小岩井牧場へ。
雪の中、車を走らせ、岩手山を目指しましたが、残念ながら、山道は通行止め。
気合を入れた割には、寒く無かったのが、ちょっと残念でした。
冷害で苦しむ農民が、どんな寒さの中、冬を過ごしたのか、体感したかったのですが。
賢治さんが生きたのは、100年ほども前ですが、同じ土地に行き、その土地の空気を感じて来るだけでも、大きな意義があると思います。
温泉にも入って、有意義なお正月でした。