皆様 ご無沙汰してすみません。
クリエがどうなってしまったのか、心配してくださっている方もいらっしゃると思います。
劇団クリエは元気です!!
つくばは、配役も決まり、曲がどんどん上がってきていて、歌入れ、振付の真っ最中。
チケット発売に向けて準備中です。
ひたちなかもワークショップがあり、初参加のメンバーもいて、1回目が元気に終了しました。
ただ、これを書いている上原が、楽譜書きに追われて、メチャクチャ忙しかっただけです。
今回のつくば公演は、第1回つくば公演から10周年の記念すべき公演です。
以下は、その台本が上がって役が決まった後の、ベテランの役者IZM君と私とのやりとりです。
【IZM】
先生、今回の台本めちゃくちゃ良いですね!
台本を読んでいるだけでなんだか暖かい涙がこぼれてきます。
(この後、作品の内容についてのコメントがありますが、ここは伏せさせてください)
【上原】
じいちゃんのように戦争を体験している人が減っているからこそ、じいちゃんかばあちゃんは入れたかった。
役者で一番その実感に近いのはIZM君だというようなことを、演出家に言われました。
じいちゃんと春男(じいちゃんの兄)は、ここに今生きる人たちが忘れてはいけない人たちだと思っています。
戦争をせずにいられない人間は、本当に哀しい生き物ですねぇ。
だからこそ、愛を育てたい。
【IZM】
愛、ですか。
クリエの子供達、そしてクリエを巣立った昔の子供達の中には確実にそれがあると思いますよ(^^)
じいちゃん、とてもやりがいを感じています。
今までに演じたことの無い年齢、そして茨城弁(笑
この作品、まさしくクリエつくば10周年に相応しい素敵な作品になる予感しかしません。
公演のその日まで、最大限に努力してみんなで素敵な笑顔で幕を降ろせるよう、1人の役者として努力していきます!
【上原】
本当に君は謙虚だねぇ。
そこが好きさ。
「1人の役者」っていう言葉が凄い!!
長くやっていると段々おごりみたいなものが出て来るんだけどね。
間もなく楽譜を書き終えるので、
ブログにそのこと書くね。
【IZM】
謙虚、ですか。
自分ではそうは思っていなくて、クリエの中では、たかだかちょっとぐらい経験があることにあぐらをかいていたら、子供達にあっという間に追い越されていきますからね^^;
子供達の感性と可能性は本当に素晴らしいですからね。
何気に経験に相応しいだけの役者でいられるよう毎年必死なんですよ(笑
ブログ、なんだか照れますが嬉しいです。
今回も作品のテーマの一つに「愛」があります。
それを、ベテランの役者が、「ここで育っているよね」と感じていてくれることが嬉しかった。
そして、「1人の役者として」と、舞台に立つことを謙虚に思ってくれていることが凄いと思った。
ので、このやりとりをここに載せたいと思いました。
クリエの舞台は、年齢も、経験も様々な人たちが心を一つにして作り上げていくところにも、大きな魅力があると思っています。
今回の作品も、楽しみにしていてくださいね。
散歩道に咲くの紅梅です。