ありがとうございました ひたちなか公演終了

ありがとうございました

第27回ひたちなか公演「星の王子さま」の幕を無事下ろすことが出来ました。
お越しくださった皆様、関わってくださった皆様、陰で応援してくださった皆様、ありがとうございました。

構想から、約2年、この作品と向き合って来ました。
原作を読む度に、台本を読む度に、通し稽古を見る度に、新しい何かが見え、心が高揚し、作品に更に思いを込めてきた日々でした。

舞台を観ながら、また、新たな思いが心をよぎりました。
王子さまが飛行士にくれた沢山のプレゼントは、レオン ヴェルト(作者がこの物語を捧げた親友)が、作者であるサン=テグジュペリにくれたものだったのだろうか。

飛行士は王子さまと出会い、向き合い、別れの日がやって来ました。
私たちもこの作品と出会い、向き合い、そして、幕が下り、お別れしました。
作品からもらった、そして共に過ごした仲間とその日々からもらった、沢山のプレゼントを胸に。

本当に、大切に大切に、作品と向き合った日々でした。
この日々があるから、私たちにとって作品が大切なものとなり、心の中で生き続けていくのでしょう。

終演後、お客様がお帰りになり、ガランとして静まりかえった何も無い舞台を見て思います。
生の舞台は、一瞬で、一期一会の儚いものです。
だからこそ、私たちは、そこに魂を注ぎ込み、表現する歓びを、生きていることへの感謝を歌い上げるのだと思うのです。

皆様 ありがとうございました!!