ワークショップ1クール目の成果発表がありました

3月から始まったワークショップの1クール目。
成果発表がありました。

本当にベーシックな所から始めた今回のワークショップですが、その成果は、十分に得られたと思います。

お芝居、ダンス、歌、それぞれに丁寧に積み重ねていきました。

こちらは、お芝居の一コマ。
相手にフォーカスすること、アクションとリアクションなど、順君に教えてもらいながら、それぞれ、自分らしさを加味していきました。

自分らしさを加味するとは、
自分が感じたものを、自分の表現として相手に投げかける、
受けた側は、それを受け止め受け入れて、自分の心で感じた表現として相手に返すという作業をするのです。

役者が変われば、表現も変わっていくのです。
台本は、何を表現しようと書かれているのか、ということを読み取りながら、大事にしながら、自分らしい表現をしていくのです。

やれと言われても、出来そうで出来ないこの作業。
芝居経験が浅い参加者や子どもたちが、これを伸び伸びと楽しくやれる所が、順君の演出のすごい所だなと思います。

歌は、
写真は無いのですが、ソロ、ラテン語でのア・カペラのハーモニー、日本語で歌うクリエの作品と、盛りだくさんでした。
本当は、動画で、ハモリを皆さんに聞いて欲しい所です。
子どもの保護者の方が撮っていたら、あとで、クリエのYouTubeに上げたいと思います。

そして、こちらは、ダンス。
毎回ストレッチの後は、
「体のどの部分を意識したらカッコよく見えるか」
「どこで表現するか」
などなど、それはそれは丁寧に指導を受けていました。

お芝居も、歌も、ダンスもそうですが、
それを「自分のもの」にするって、とても大変なことです。
表現は、自分の心と体で掴み取っていくしかないからです。
この見えない部分をより具体的に示し、1人1人にいかに掴み取っていけると様にするかが、私たちの腕の見せ所でもあります。
それを、楽しく、開放的な雰囲気の中で。

熱く長々と語ってしまいましたが、
体を使った表現とは、何とアナログで、効率の悪いことなのでしょうと改めて思いました。
だからこそ大事で、それを一心に掴み取っていく過程で心が満たされ、楽しいと感じるのでしょう。

毎日AIが話題にならない日はないですが、人間は、何のために生きているのだろうと、生きていることの根本を考えてみると、この自分の心で感じ、それを体で表現するというアナログな活動こそ、「私」が「私」である所以であり、生きていることの証であり、価値であるのだろうと、そんなことを考えた、ワークショショップの成果発表でした。

今週末から2クール目が始まります。
小学生方大人まで参加出来ます。
お試し参加も出来ます。
どうしようかなと迷っているのでしたら、
是非一度参加してみてください。