公演に向けてのワークショップが来週終わります。
そして、いよいよ、本公演に向けて、稽古が始まります。
本来なら、今年の5月に旗揚げから30年を迎えたので、今年が30周年記念公演の年になります。しかし、その準備が出来なかったので、来年に30+1周年記念公演をすることになりました。
作品は・・・・・
クリエの、どれも大切な作品群の中から、「銀河鉄道の夜」を選びました。
初演は、2016年5月、8年ぶりの再演です。
2015年の夏、初めて岩手を訪れた時の写真と、その時の思いを掲載します。
つくばカンパニーのジョバンニ・カンパネルラ役の2人と私たちスタッフで宮沢賢治記念館、賢治の学校、イーハトーブ館などを訪れました。
賢治さんの生き方、大切にしていたもの、沢山の文学作品への彼の思いなど、出来る限りの知識や、理解を得るためです。
下の写真は、北上川。
ここに立ち、岩手軽便鉄道(銀河鉄道)、イギリス海岸(プリオシン海岸)、夜空の星座たち、そして川の南の遥か彼方の南十字星など、を感じ、
同じ場所に賢治さんがきっと立っていたと感無量になったのでした。
次の日は、小岩井牧場へ。
小岩井牧場から岩手山を眺めながら、少年時代に賢治さんがここに上り、星を眺めながら夜を過ごしたことを想像してみたのです。
その時、ここで書いた詩が、やがて、クリエ版「銀河鉄道の夜」のオープニングとして、歌われることになります。
銀河よ
♪空を見上げてみれば
果てしない銀河
あまたの星座の
それぞれに思いをめぐらせて
僕は重ねる
ぼくの大切なもの
遠いギリシャの
物語に思いを馳せて
僕は重ねる
僕の夢と理想を
おお
空よ 星よ
愛すべき銀河よ
幾億もの
重ねられた年月の中の
瞬きの様な
小さな点に
僕は立って求める
本当の幸せは何かと
また、この作品と向き合うことになりました。
稽古の日々の様子や、その中で新たに見えること、感じること、表現してみたいことなど、なども発信していきます。
どうぞ、皆様、楽しみにしていてください。
クリエを知らなかったけれど、「銀河鉄道の夜」や「宮沢賢治」で、このサイトに出会えた方、
逆にお芝居に興味があって賢治さんとこのサイトに出会えた方、
沢山の方たちと、この作品を通してつながれることを願っています。