稽古場は和やかに、稽古は真剣に
これは、劇団クリエのモットーです。
今回の公演の出演者は、34名。
小学3年生から30代まで、実に幅広い世代が集まっています。
経験年数も、初参加から10回以上の参加者まで、様々。
学校も職業も、様々。
日常生活の中では、一緒に何かをやるなんて、ありえない。
出会うことさえ、きっとない様な所にいる人々が、「クリエ」という一つの場に、「銀河鉄道の夜の舞台に立つ」という一つの目的のために出会い、私たちクリエイターも含め、共に過ごし、作品を共有し、心を一つにしていくのです。
私たちクリエーターや、ベテランの役者や、年長者も、稽古場では、同じ作品を作る仲間です。
そんな多様な仲間たちが、一つの舞台を作り上げていきます。
そこには、パワハラとか上下関係や、ピリピリした雰囲気は、ありません。
知っている人は、知らない人に教えれば良いですし、
改善点があれば、提案し、良い方向に持って行けば良いのです。
そして、クリエには、「決まり」がありません。
必要なことはやれば良いし、
提案があればすれば良いのです。
これはダメ、こうするべき、などは特に無いのです。
クリエーターも、役者たちも、仲間がいて一緒に作品作りが出来ることに感謝出来れば、自然に秩序が生まれ、作品を通して求めるものも深まっていくのです。
コロナで活動が出来なかった期間があるからこそ、公演の舞台に立った経験がある役者たちは、稽古が出来ることへの感謝の気持ちも、今まで以上に大きいのだと思います。その真剣さに、初参加のメンバーも触発されているに違いありません。
そして、「クリエが好き!!」になっていくのでしょう。
いつもにも増して、高いクオリティの稽古が続いています。
皆さん、公演を楽しみにしていてくださいね。