「森は生きている」のお稽古が始まりました。
今回の作品は、基本的に一人一役です。ずっと、その役で出ます。
ですから、配役がとても大事になりますが、どうパズルを組み合わせていくのが良いのか、演出家の悩む所です。
役は、大きく分けて、
12の月たち
マルーシカと、継母とその娘
女王様とお城の人々
そして、森の動物たち
4つのグループに分けられます。
それぞれのグループの中でも、キャラクターや役どころが様々で、どの役になっても面白そうです。
大まかに説明しますね。
12の月たちは、1月から12月まで、それぞれの月がいます。
季節によってキャラクターは違いますが、どの月も皆温かく。包み込むような雰囲気が求められます。クリエのメンバーの温かさ、コーラス力などが多いに発揮されることでしょう。
マルーシカと、継母とその娘は、一応家族で、同じ屋根の下に住んでいます。
マルーシカは、孤児でいつも肩身が狭い思いをしています。言葉ではなく、表情やセリフの間などで、気持ちを表現することが求められます。
継母とその娘は・・・・・欲が深く損得勘定しかありません。いやあね、クリエのメンバーにそんな人はいませんので、演技力が求められます。役者に言わせると、こういう役は、ある意味の開放感があるそうです。違う自分になれるという意味でも面白いのでしょうね。
王女様とお城の人々は、最も遊べる、芝居を楽しめる役どころだと思います。
それぞれキャラクターも濃く、ソロも多いです。
演出の順君が日頃言っている、アクションとリアクションの絶妙さが求められます。
森の動物たちは、12の月たちとは違う側面から、森を表現していきます。
オオカミとカラスが出て来ますが、これもまた、絶妙なコンビ力が求められ、掛け合いの面白さがあります。
ウサギとリスは、子どもたちですが、クリエっ子らしいナチュラルな表現が出たら良いなと思っています。
動物たちのお稽古の写真が無いのが、残念です。




配役は、役者それぞれの声の質や高さ、様々なバランスなどを見ながら、演出家を中心にクリエィティブスタッフが、多いに悩みながら決めていきます。
あと何回か、配役オーディションをしながら稽古が進んでいきます。
つくばの並木も美しく色づくころには、配役も決まっていることでしょう。